箕面の滝の100mくらい手前に箕面町初代警察長の合田百一氏の碑があります。昭和26年7月11日、箕面川は集中豪雨により氾濫し、箕面公園内の飲食店や旅館が押し流されるとても危険な状態になりました。救援要請を受けた合田氏は自ら部下3名の先頭に立ち、豪雨の中、滝道を登りました。最終地点の滝付近まで辿り着いた時、滝壺の横にあった飲食店に助けを求める人を見つけました。道路は濁流と化していたので、合田氏は山の斜面を這うように進んで行きましたが、途中突如、足元の地面が崩れ落ちれ、濁流に飲み込まれて殉職しました。碑には故合田警察長は、温厚で責任感が強く、情けに厚い人で町民や部下から慕われていたと書かれています。こんな勇敢で立派な方が箕面の初代警察長だったなんて箕面市民としてはとても誇らしいです。今の箕面の滝があるのはこういった人々のおかげなんだなぁと感じます。そういえばこの前、滝の近くにタバコがポイ捨てされていました。こういうのを見ると腹立たしいし、悲しくなります。箕面の滝は1300年以上前には役行者が修業した場所であり、合田氏がその尊い命を犠牲にした神聖な場所です。
箕面町初代警察長 合田百一氏
- 野口英世像
- 箕面の滝は人工の滝じゃない!